2020/06/27 うつせみ

自分の置かれている状況では、議論を互いに戦わせて、自らの思考の誤りを検出できません。

そこで、3つの代案を導入しています。

2.8 はじめに

自らの思考の間違いを検出する手法です。

議論しなければ、なかなか自分の間違いに気が付きません。

でも、自分のまわりには、議論を戦わせる相手がいません。全てを単独で実行せざるを得ません。
では、どうするか。。。。

このような閉ざされた状況に対応する為に、下記の3つの間違いを検出する手法を導入して使っています。

  1. プログラムの多重化
  2. 概念処理(イメージ処理)
  3. 役割法(タレント法)

役立てて頂ければ、幸いです。

2.8.1 役割法(タレント法)

最も簡単な方法から述べていきます。

様々な立場の人に成りきって、心の中で、互いに議論を戦わせます。

要は、議論する状況を、頭の中に、人工的に作り出すことです。安易で子供騙しに見えますが、意外と効果的です。
実行するのに、それ程の訓練も能力も要求されません。

まず、今の自分を捨てます。
科学的常識も、宗教的常識も、哲学的常識も、現代の常識を全て捨てます。

次に、別人に成り切ります。
そして、今直面している問題を評価します。色々な立場の人に成りきって、様々な評価を下します。そして、それを互いに戦わせます。同時多重人格みたいなものです。

成りきる為のポイントは、次の2つです。2次元空間を形成します。

1. 様々な職業の人に成りきってみます。
2. 様々な時代の人に成りきってみます。

役割法による間違いの検出

役割法による間違いの検出
過去、現在、未来の様々な立場の人になり、目の前の状況を分析します。
そして、(心の中で)互いに、意見を戦わせてみます。

1. 1000年前の人なら、どう見えただろうか?。どう、理解しただろうか?
2. 100年後の物理学者なら、、、etc

考慮点:見えている事実。時代的背景。その時代に収集可能な情報 etc

1) 様々な職業の人に成りきってみます。

もし、自分が健全な常識(?)を持った素人だったら、どう見えるだろうか?

全ての出発点は、『素人』です。専門家としての先入観を捨てる為にも、まず、ここから、出発します。自分が、専門家としての先入観を捨てれたか...どうかが、チェックできます。

次に、様々な職業の人に成り切ってみます。
もし、自分が物理学者なら、或いは、生物学者なら、どう見えるだろうか?
哲学者だったら、数学者だったら、企業家だったら、文学者だったら。。。。
「バカらしい!」「無駄だ!」という先入観を捨て、突拍子もない職業の人にも成ってみます。案外、新しい視点からの新鮮な評価が可能となります。

ありとありゆる職業人を想定して、試してみます。
笑われるかもしれませんが、人間以外の動物、例えば、宇宙人に成ってみるのも有効です。人間の立場を、より深く相対化できます。人間のサガ(性)や習性を理解する助けとなります。
特に物理学や哲学の場合は、まず、人間を捨てることです。人間を捨て、犬や猫、宇宙人になってみることです。

そして、その立場で、見えている事実を確認します。
立場によって、直面している現実も、知識も、収集可能なデータも異なっていますから、見えている事実も異なります。

  1. 直面している現実
  2. 持っている知識
  3. 収集可能なデータ

次に、見えている事実から、それをどう判断するかを、或いは、どうのように理解するかを、想像してみます。当人にとって『見えている事実』と、その『理解工程』を分離して考察します。『見えている事実』と、『理解』は同一ではありません。

  1. 見えている事実
  2. そこから導かれる理解

2) 様々な時代の人に成りきってみます。

過去の人や、未来の人に成りきって、どう見えるかを想像してみます。

当然、この時、職業軸も考慮に入れます。

もし、自分が、1万年前の素人だったら、どう見えるだろうか?
もし、自分が、未来の物理学者なら、どう評価するだろうか?

職業軸と、時間軸から構成された2次元平面内で、様々な立場の人に成りきって、評価してみます。
できるだけ、色々な時代の色々な職業に成りきってみます。

この方法は、非常に安易で、子供騙しに見えますが、簡単な割には、意外と効果的です。コストパフォーマンスのいい方法です。さほど、訓練も必要ありません。

現実の議論の欠陥

議論をすれば誤りに気が付くと言いますが、しかし。。。

現実の議論は、結局、同じ趣味を持ったオタク同士の集まりです。

だから、偏向してしまう可能性があります。全員が同じ間違いを犯してしまう危険性を孕んでいます。
全てのサルが片目なら、その片目であることを、誰も疑問に思いません。全ての人が、同じ常識を持っているなら、その常識の異常さに気が付きません。真理だと錯覚してしまいます。

現実の議論は、全員が同じ間違いを冒してしまう。

その意味でも、この方法の方が、議論空間が広くなり、間違いが少なくなる可能性があります。

ポイントは、「今の自分を捨てる」 だけです。
専門家としての先入観を捨てれるかどうかが、鍵です。

2.8.2 概念構築(イメージ処理)

この内容は、一部、先の『2.7 情報処理の3階層の概念処理』とも重複しますが、使い方が異なっています。

断片的な情報から、頭の中に、イメージを組み立てます。そのイメージに合わない、違和感のある情報が、偽物です。

例えるなら、ジグソーパズルのピースを組み立てていって、合わないピースを見つけ出す行為です。合わないピースが偽情報です。

偽物ほど、魅惑的な顔をしています。いや、魅惑的でないと生き残れません。心の中の欲望に強く訴えるものでないといけません。欲望と一体化したとき、始めて、人々は、『これだ!』と直観します。
偽物が、生き残るには、「それなりの訳」があります。

実際の情報処理では、このような偽物が大量に混入しています。酷い場合は、2つのジグソーパズルが、混ざっている場合もあります。組み立てていったら、2つの絵が完成したなんて、笑うに笑えない状況もあります。個々の情報は、確かに、正しかった訳ですから。

このような状況は、情報処理を著しく混乱に陥れます。現代科学において見られる混乱も、これに起因している場合があります。魅惑的な偽物に振り回されている場合や、ふたつの事象を、ひとつの事象だと錯覚して、なんとか統一的に理解しようと四苦八苦している場合があります。

UFO現象 などは、その代表です。大量の欲望を擽る偽情報で溢れています。そこには、意図的嘘と、無意識的嘘が混在しています。
しかも、複数の現象を、十把ひとかけにして、全て、UFOの一言で処理しようとしています。混同している現象は、2つや3つではありません。もっとたくさんです。空で起こる理解できない現象を、全てUFOのせいにしています。

大量の魅惑的な偽情報が紛れ込んでいる上に、複数の現象に関する真実の情報も混じっていますから、もう訳が分からなくなっています。要領のいい知ったかぶりは、偽情報のひとつを見つけて「非科学的だ、欺瞞だ」という烙印を押して、得意になっています。これが、さらに疑心暗鬼に拍車をかけ、混乱を助長しています。

ジグソーパズルの混乱の原因

1. 欲望と先入観の虜になって、偽物に振り回されている。
2. 本質的に異なったふたつ以上の現象を、同じひとつの現象だと思い込んでいる。

ジグソーパズルと実際の違い

なお、ジグソーパズルと、現実の情報処理は、似ていますが、決定的に異なっている面もあります。

1) 各ピースは、互いに重なり合っています。

ジグソーパズルでは、各ピースは、歯車を噛み合わすように、「その外形が合うが合わないか」を判断して組み立てます。ピースどうしが、重なっていることはありません。
偽ピースが紛れ込んでいると、最後に余ります。
ピースが失われていると、その部分が空白になります。

現実のイメージ処理では、互いに重複しています。大雑把な全体像のピースと、細部の詳細なピースが、互いに重なりあっています。

2) ピースの大きさは、様々です。

全体を表す大きな大雑把なピースから、細部を表す小さな鮮明なピースまで、様々な大きさのピースがあります。

それらが、互いに重なり合いながら、ひとつのイメージを形成します。この重複している模様を手掛かりにして、イメージを組み立てていきます。

鮮明なピースが重要ではありません。全体像を把握できる、ぼんやりとした大きなピースが、まず重要です。現象の全体像を、ぼんやりでもいいので、まず、把握することです。それを、見つけることができるかどうかが、最初の試練です。
ついつい、鮮明な情報に惹かれてしまいますが。

3) ピースが、大量に不足しています。

ジグソーパズルなら、全てのピースが揃っていますから、確信を持って作業に臨むことができます。

しかし、現実のイメージ処理では、手に入るピースは、全体のほんの一部です。大量の情報が不足しています。どれだけ不足しているかさえ、確信を持てなくて、疑心暗鬼の虜になってしまいます。

しかし、そこには、大きなピースも混じっているので、全体像の大雑把な把握は可能です。
まず、ぼんやりとした全体像を把握できる大きなピースを探します。全体像を把握することに努めます。

大雑把なピースが見つかると、大小様々な大きさのピースが、互いに重複し合っているので、これを利用して、次第に詳細なイメージの構築が可能になります。

4) 欠けている情報を予測できます。

イメージを組み立てていくと、空洞が生じます。

この空洞は、周りのピースから、その大雑把な外形を予測できます。(詳細な模様は分からないけど。)この空洞の形によって、不足している情報の大雑把な予測が可能となります。どの分野の、どのような情報が不足しているかが判ります。

この判断に基づいて、情報収集のポイントを絞ります。不足している情報を収集する為の計画を策定します。

この不足している情報の大雑把な姿形を推測できることが、この情報処理のメリットです。

5)大量の偽ピースが混じっています。

大量の欺瞞情報が含まれています。

ジグソーパズルでは、偽のピースが混じっていることは、ほとんどありませんが、現実の情報処理では、欺瞞情報が大量に溢れています。

それらの欺瞞情報は、往々にして、魅惑的です。自分の心を強く捉えて、幻惑します。
偽物が生き残ってきたのには、それなりの訳があります。

これらの欺瞞情報は、模様が合わないことによって、識別可能です。漠然とした違和感を感じます。

まとめ

この情報処理の有効性は、下記の通りです。

1. 現象の全体像が掴み易い。
2. 不足している情報が分かる。(イメージの隙間として。)
3. 偽の情報が検出できる。(模様が合わないことで。)

この方法の最大のメリットは、不足している情報の大雑把な姿が分かることです。

注)欺瞞情報は、心の中を観察することによっても分かります。外部感覚器官からの信号は、心の中の欲望と共鳴します。「どの欲望と共鳴するか?」それを観察します。共鳴を起こした欲望こそが、その情報の正体です。なお、共鳴しなかった信号は、雑音として素通りします。

2.8.3 プログラムの多重化

極めて戦略的な情報処理です。

問題の重要度に応じて、問題解決のプログラムを多重化させます。

ひとつの問題を解決する為に、いくつものプログラムを同時にスタートさせます。

物理学的アプローチ、生物学的、数学的、工学的、哲学的と、同時に多方面からアプローチで頂上を目指します。

途中では、互いの成果を、フィードバックさせ合います。例えば、物理学で得られた成果を、生物学に適用します。それで、生物学の問題を解決して、その成果を今度は物理学にフィードバックさせます。

いくつものプログラムを同時にスタートさせ、互いに成果を共有しながら、全体を押し上げていきます。そして、一歩ずつ頂上をめざします。

そうすると、間違ったプログラムは、頂上で出会うことができません。それによって、間違いを検出できます。
実際は、途中で はぐれ ますから、もっと手前で検出可能です。

この方法は、大きな問題を処理するのに向いています。問題を戦略的に解決できます。

このHPでは、およそ関係ないと思われるような様々な分野の問題を、同時に扱っています。問題解決に、この『プログラムの多重化』手法を使っている為です。最終的には、1点に収束します。。。。いや、、、する筈です。

この方法の問題点

この方法の最大の問題点は、乏しい情報の中で、戦略的重要度をキチンと判断できるかどうかです。

重要な問題なら、多重化の度合いを上げなければいけませんが、重要でない場合は、時間のムダなので、多重化させてはいけません。決して、間違った投資を行ってはいけません。

プログラムを何重にするかは、あくまでも、戦略的重要度に依存します。この判断を間違うと、時間と労力のムダ、つまり、時間切れで、計画全体が崩壊してしまいます。

1. 何が最も重要な問題化かを、見極める。
2. 重要な問題は、プログラムの多重度を上げる。
3. 重要でない問題は、多重化させてはいけない。

失敗を恐れてはいけません。間違いを恐れてはいけません。大切なことは、一番需要な問題で、間違いを起こさないことだけです。そこさえ回避できれば、それで充分です。それ以上を求めるのは、エネルギーのムダです。

軍事用語ですが、戦術的失敗は、戦略的成功で取り返せますが、反対に、戦略的失敗は、戦術的成功では取り返せません。

小さな問題で成功を納めても、大きな問題で失敗したら、計画全体が崩壊します。大きな問題で失敗しないように、全精力をそこに集中させます。

冷酷な判断が要求されます。

残念ですが、何が重要かを見極める能力は、野生の嗅覚と本能です。

サバイバルゲームで、それを訓練しましょう。常に、自分を危機的状況に置き続けると、しだいに感性が研ぎ澄まされてきます。周りの状況を、自分の感性で感じ取れるようになります。(でも、たまに負けて、廃人になりますが。)

そのような命が生み出す勘は、鍛え上げなければ、タダの山勘で終わりますが、鍛え上げれば、それなりに使えます。特に、地図がない場所では。
『生き残りたい。』という切実な欲望が生み出す力は、侮りがたいものがあります。自分が持っている全ての能力が、(眠っていた能力も含めて)、一点に集中されます。

注)自分の眠っている能力に気が付く為には、色々な事を、実際にやってみることです。やらないと、気が付きません。失敗しないと、気が付きません。他人は、かまってくれません。

注)能力を身に付ける工程は、2段階に分かれます。
第一段階:教科書やマニュアルに従って、練習しながら個々の能力を身に付けていきます。(学習工程)
第二段階:身に付けた複数の能力を、目的の為に、一点に集中させる能力を身に付ける必要があります。(実践工程)

能力は身に付けただけでは、役立ちません。目的の為に、自分の全てを、一点に集中させる能力が必要です。この能力は、ボーダーレスなサバイバルゲームで身に付きます。色々なことに挑戦して、自分を試してみる必要があります。その中で、培われます。

参考1) UFO現象

UFO現象を例題にして、情報分析を試みてみます。

まず、先入観を確認しておきます。

分かったつもりにならないで、言葉でメモします。
メモにする工程で、自分の あやふやさ に気付かされます。いざ、言葉でメモしようとすると、分かっていたつもりだったのに、意外と苦労します。「自分が何も分かっていなかった事実」に気付かされます。まず、言葉で表現してみます。(一行で。)

先入観としては、UFOは『宇宙人の乗り物』と思われています。

先入観:UFOは宇宙人の乗り物だ。

全ての可能性を洗い出せ。

意味不明の未知の現象に向き合う場合の最初の作業は、どんなバカらしいことでもいいから、全ての可能性を洗い出して、実際に、それをメモにすることです。

論理的整合性も、常識も関係ないから、『ともかくリストアップしろ。』です。どんなにバカらしいことでもいいから、ともかくリストアップしろです。『バカらしい』とか、『まさか』とか、『あり得ない』といった常識の働きを抑えます。バカにされる恥ずかしいリストは、他人に見せる必要はありません。自分だけが、こっそり把握していれば充分です。

取捨選択は、その後です。リストアップ工程と、取捨選択工程を完全に分離します。拾い上げることは難しいけど、捨てることは簡単です。その難しい作業を優先します。
リストアップ前に、常識と理性が邪魔をしてしまったら、本末転倒です。肝心の取捨選択も出来ません。

取捨選択のテーブルに載せることが、まず、重要です。

この現象を観察すると、複数の原因から生じている現象を、纏めてUFO現象と呼んでいる事に気が付きます。多くは、空で起こっている未知の現象を、まとめて『UFO』の一言で片付けています。

その情報分析は下記のようになります。
複数の原因が、複雑に混在しています。この為、統一されたイメージが湧きません。

UFO現象の分析

UFO現象の分析
UFO現象は、複数の原因から生じています。

それ故、データを大量に収集しても、そこから統合されたイメージが沸き起こってきません。
収集すれば、する程、混乱してきます。

まず最初に、現象は、嘘と事実に分解されます。

嘘も重要な情報です。

数学的には、ゼロの概念に近いものです。『何もない』状態を、明示的に捉える必要があります。『ある』ことだけが情報ではありません。『ない』ことも情報です。『事実』だけでなく、『嘘』も重要な情報です。

嘘の中には、意図的な嘘と、無意識な嘘科学的定説が含まれます。

意図的な嘘

明確な意図を持った嘘は大量にあります。

何らかの作為的な目的を持った嘘は、比較的判断が容易です。「おっ!。。」と見た瞬間に心に響くものがあるからです。心に響くものが無ければ、嘘として効力を発揮しませんから、そのような嘘は生き残れません。生き残っている嘘は、何らかの形で、心の中の欲望を擽っています。

最近は、CG技術が発達しているので、(おっと思わせるような)映像的な嘘が、かなり蔓延しています。人間は、サルの一種として視覚に依存しているので、視覚の嘘は、真実と錯覚し易い傾向にあります。それ故、CG技術の開発にも余念がありません。
逆に嗅覚には依存していないので、臭いの嘘は、あまり、説得力がありません。いや、そもそも、臭いの嘘なんて、体験したことがありません。思い出そうとしても思い浮びません。精々、香水ぐらいのものですか?。
この為、そのような技術も、あまり発達していません。

ちなみに、最も成功しているダイエットのキャッチコピーは、「食べて痩せる。。。」や、「飲んで効く。。。」です。
ダイエットの苦しさから、世の中には、あの手この手のキャッチコピー(嘘)が蔓延していますが、その中でも、最も支持を得ているのが、食欲と結びつけた嘘です。食欲と見栄の両立です。。。。。??

意図的嘘は欲望を擽ります。『おっ!』とか、『これだ!』という感動が、ビビッと走ります。

無意識な嘘

厄介なのは無意識的な嘘です。

当人も悪意を自覚しておらず、解析が困難です。文化的背景や、動物としてのサガ(性)、習性に根差している場合は、『当たり前の事』なので、なかなか自覚できません。自分も自覚していません。『おっ!』とか、『これだ!』という感動も生じません。体の中に、何の抵抗もなく、すんなりと溶け込んでしまいます。
したがって、見抜くことも極めて困難です。

その代表が、『進化論の自然選択説の嘘』です。自然選択説はただのトリックに過ぎないのですが、この嘘は、動物のサガ(性)習性に根差しているので、自覚できず、見抜くことが極めて困難です。
実際、世界の知性と呼ばれているような多くの権威筋が、信じて疑っていません。哲学者も、思想家も、科学者も、すんなりと受け入れてしまっています。まさか、これが嘘だとは夢にも思っていません。
権威筋たちは、動物としての欲望と習性を断ち切ることができなくて、無自覚に振り回されています。

虚言癖も、厄介です。
無意識的な嘘に似ており、当人は、あまり、自覚がありません。この為、一見、悪意がないように感じて、見過ごしてしまいます。

言い逃れの嘘も、けっこう、目につきます。
問い詰められて逃げれなくなった場合に、咄嗟に、嘘を付いてそこから逃げています。世の中には、ウソ発見器が役立たない民族もいます。この民族は、嘘で利益を得ることは「要領のいい行為」「賢い証拠」「騙される方が悪い」と、自慢しています。

これらの意図しない嘘、つまり、無意識なウソは、明確な意思を持った意図的嘘と異なって、心の中の擽る欲望が異なっています。意図的嘘は、人間が持っている欲望を擽りますが、無意識的な嘘は、動物として習性にフィットします。習性と共鳴するので、すんなり溶け込んでしまいます。『おっ!』という感動を生じさせません。心地良さを感じます。

意図的な嘘は、人間の欲望を擽ります。
無意識的な嘘は、動物のサガ習性にフィットして、すんなり溶け込みます。

科学的定説

科学的定説は、所詮は、「その時代が持っている思い込み」に過ぎません。

この科学的常識が生み出す先入観が、問題の解決を混乱させてしまう場合があります。

物事は、言葉によって明らかとなっている訳ではありません。『行いから結果が生じている。』に過ぎません。それ故、言葉で判断するのではなくて、原因と結果の因果関係を観察することが大切です。

科学的定説を、嘘と断定するのに抵抗を感じるかもしれませんが、これが、現実の理解を邪魔している点では、嘘と同じ結果と効果を生み出しています。
『行いと結果の因果関係』上は、同等の効果になっています。

先ほどの『進化論の嘘』は、この典型的な例です。
研究者は、この先入観のトラウマから逃れられなくて、現実に目を向けることが出来なくなっています。

この嘘の根底には、唯物論の先入観が潜んでいるので、非常に厄介です。

現代は科学教の時代です。人々の心を支配している価値観が、神から科学に移り変わっている時代です。神を信じなくて、科学的価値観を信じています。このような科学教の信徒を、世間では『無神論者』と呼んでいます。『神』という言葉で代表される価値観を否定しているからです。『科学』という価値観を信じているからです。しかし、「行いと結果の因果関係」で判断するなら、どちらも、『価値観の奴隷』である現実は変わりません。共に、『価値観』に振り回されています。『価値観に しがみつく』行為から解放されていません。価値観に束縛されています。まるで、鎖に繋がれた動物のように。

我々人間には、価値観から解放される未来もあります。

なお、UFO現象の場合は、まだ、定説らしき定説はありません。科学的常識が邪魔をしている段階です。それ以前の問題として、現象の存在自体に、疑心暗鬼です。

事実

当人は、騙す意図がなく、正直に、自分の経験した事実を語っています。
この事実の中には、誤認正しい観察があります。

誤認

誤認は、既知の現象を、見間違う場合です。

例えば、夜空を飛んでいる風船やロケット、流れ星をUFOと誤認してしまう場合です。
当人は、決して嘘を言っている訳ではないのですが、つまり、見た事実を、正直に話しているのですが、思い込みから間違った解釈をしています。

正しい観察

嘘でも、誤認でもなく、見たままを話している場合です。

正しい観察には、宇宙人の乗り物や、まぼろし体験、未知の現象が含まれます。
当人は嘘をついている訳でもなければ、誤認している訳でもありません。体験した事実を比較的正確に話しています。

まぼろし体験

まぼろし体験は、『死後幻覚』や『もののけ体験』『金縛り』などです。

夢と同じで、色々な体験があります。それ故、その体験内容によって、様々な呼び方がされています。
しかし、残念ですが、現代では、まだ、現象の存在自体が認められていません。如何わしいオカルト話だと思われています。

日常の覚醒時の体験(うつつ体験)と同じように、非常にリアルな体感を伴っています。記憶にも、しっかり残ります。それ故、慣れないと、日常の延長として、未知の世界に迷い込んでしまったかのような錯覚を覚えます。

宇宙人との遭遇体験も、このまぼろし体験の特徴をよく表しています。死後の世界の体験と、話の内容がよく似ています。

もちろん、当人は嘘をついている訳ではありません。自分の体験した内容を、比較的正直に話しています。あまりにも、リアルな体感を伴っているので、うつつ(現実)体験と、まぼろし(幻覚)体験の区別がついていないだけです。

リアルな体感を伴った体験なので、当人にとっては現実です。覚醒時のうつつ体験と同じように、記憶にも しっかり 残ります。
しかし、これを真面目に追求すると、「そもそも現実とは何か?」「体感を伴っているなら、現実なのか?」「記憶に残るなら、現実なのか?」という危ない話になって仕舞います。いま、この文章を読んでいる貴方自身が、実は、まぼろし体験の中かもしれないからです。宇宙人との遭遇体験も、正しくこれです。

なお、このようなまぼろし体験は、死の間際とか、睡眠不足などのように、心に強いストレスが掛かった場合に、体験し易いみたいです。あと、断層の傍などのように、強い静電気が発生している場所でも話題になります。有名な宗教施設は、不思議と断層の傍にあります。まぼろし体験し易い場所なので、神秘的な神聖な場所と思われているのかもしれません。霊感を感じているのかもしれません。

注)まぼろし体験の詳細はこちらを参照下さい。

未知の現象

未知の現象は、ひとつとは限りません。
複数の未知の現象を、纏めて、UFO現象と呼んでいるのかもしれません。

この場合は、現象のデータを収集しても、そこから、統一されたイメージは沸き起こってきません。互いに矛盾し合った意味不明のデータに見えてしいまいます。

一匹の象を観察した場合、尻尾の先と、鼻の先では、異なった姿をしています。また、象とサイを観察した場合でも、異なった姿になって、統一されたイメージにはなりません。どちらも、大きな動物という事実は共通しているのですが。

統一されたイメージにならない原因が、どちらなのか容易には判別できません。
現象の異なった断面を見ているので違って見えているのか、そもそも別の現象を観察しているので違って見えているのか、容易には判別できません。

  1. 同じ現象の異なった側面を観測しているから、違って見える?
  2. 本質的に異なった2つの現象を観察しているから、違って見える?

真実は、「神のみぞ知る。」です。

宇宙人の乗り物

本命です。
宇宙人の乗り物は、我々が本来持っている先入観です。思い込みです。

この先入観に合致する現象が観察されているかどうかは、まだ、確認できません。

しかし、世間では、この『先入観』と、観察された『事実』がゴチャゴチャになって、混沌としています。観察された事実を認めたら、先入観の正当性も認めてしまうと、この一点(事実認定)を巡って、肯定派も否定派も、激しい攻防を繰り広げています。「旗の奪い合い」に、熱中しています。

とりあえず、『先入観』は傍に置いて、『事実』だけに集中すべきと思われます。その事実を、どう分類し、理解するかは、それからの問題です。

まとめ

残念ですが、先入観に合致する事実は、まだ確認されていません。

UFO現象自体、複数の原因から生じている現象を、纏めて、UFO現象と呼んでいるみたいです。
この為、データを収集しても、互いに矛盾し合っていて、統一されたイメージが湧きません。統一的に理解することが困難です。

現状、データの分類自体、まだ、困難です。原因別に分類できません。
ここに、大量の嘘の情報が紛れ込んでくるので、さらに、困難になっています。嘘の情報は魅惑的で、心を強く揺さぶるので、翻弄されて、よけい訳が判らなくなっています。